『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』のPS5版でマッチングできない場合、その多くは通信環境や設定の見直しで改善できます。
特にDNSの変更や有線接続への切り替え、PSNの再サインインなど、手軽にできる対策でも大きな効果が出ています。
この記事では、マッチング不具合の主な原因から、改善ステップまでを初級編としてわかりやすく解説。
難しい用語もかみ砕いて説明していますので、初心者の方でも安心して読み進められます。
これを読めば、週末の混雑時でも快適にオンライン対戦が楽しめるようになります。
イナズマイレブンV(PS5)でマッチングしない主な原因とは?

マッチング不具合にはいくつかのパターンがあり、特にネットワーク周りに原因が集中しています。
まずは主な原因から把握しましょう。
サーバー過負荷と混雑時間帯(金曜夜~日曜夜)
マッチングが成立しない最大の原因は、プレイヤーの集中によるサーバー過負荷です。
特に金曜夜から日曜夜にかけては、アクセス数が急増します。
これは「同時接続数」がピークを迎える時間帯であり、通信遅延やエラーが起きやすくなります。
とくにリリース初期は、サーバー側の最適化が追いついていない場合も多く、週末に限らず不安定になる傾向があります。
こうしたタイミングを避けてプレイするだけでも、マッチングの成功率は上がります。
表:マッチング不具合が発生しやすい時間帯
| 時間帯 | 傾向 | 備考 |
|---|---|---|
| 平日昼 | プレイヤーが少なく待機時間が長め | 通信は比較的安定 |
| 平日夜 | 接続数が増えエラーの可能性あり | 通信がやや不安定になる |
| 週末夜 | 最も混雑しマッチング困難 | サーバー過負荷が主因 |
PS5本体の通信設定ミスが引き起こす不具合
意外と見落とされがちなのが、PS5本体のネットワーク設定ミスです。
とくに自動設定のまま使用している場合、DNSが適切でない、NATタイプが制限付きになっているといった要因がマッチングを阻害します。
また、PlayStation Networkにサインインできていない状態や、アカウント設定に不備があるケースも散見されます。
PS5本体が通信に最適な状態であるかを、今一度確認してみましょう。
ルーター・DNS設定による通信障害
ルーターの初期設定やDNSアドレスが原因で、通信が不安定になることもあります。
特にプロバイダ提供のDNSは応答速度が遅いことがあり、Google Public DNSなどに変更することで通信の応答性が劇的に改善されるケースがあります。
また、UPnP機能が無効になっていると、ポートが正しく開放されずマッチング処理がブロックされてしまいます。
これらの設定は、通信の基盤部分であり、快適なマッチングには不可欠な見直しポイントです。
クロスプレイによる同期エラーの可能性
『イナズマイレブンV』はPS5以外にもSwitchやSteamといったプラットフォームとクロスプレイに対応しています。
この機能は利便性が高い反面、通信の同期ズレを起こす原因にもなりえます。
とくに、サーバーのバージョン差や通信仕様の違いがマッチング不成立のトリガーになることがあります。
プレイ時にクロスプレイ設定をONからOFFに切り替えるだけで、劇的にマッチングしやすくなる場合もあります。
PS5ユーザーに多いネットワークトラブルのパターン
多くのユーザーが陥りやすいネットワークトラブルは、設定や環境によるものが大半です。
ここでは典型的な事例を紹介します。
Wi-Fi接続が不安定になる典型的な状況
Wi-Fi接続は便利ですが、通信の安定性には課題があります。
特に2.4GHz帯を利用していると、家電やBluetooth機器からの干渉を受けやすく、マッチング中の切断や遅延の原因になります。
通信速度が不安定だと、対戦相手との接続が途中で途切れるケースも少なくありません。
できるだけ5GHz帯か、可能であれば有線接続に変更することが推奨されます。
PSN(PlayStation Network)のサインイン障害
PlayStation Networkへのサインイン状態は、オンライン対戦の大前提です。
一時的にサインインが解除されていたり、セッションが切れていると、マッチングが一切できなくなる場合もあります。
PS5のホーム画面からアカウントの状態を確認し、再ログインするだけで改善することもあるため、まず最初に確認すべきポイントです。
特に自動ログインが失敗している場合は、手動での再サインインが効果的です。
クロスプレイ設定の切り替えによる影響
クロスプレイ機能は、マッチングの幅を広げる利点がありますが、逆に不具合を引き起こすケースもあります。
他機種との通信同期がうまくいかないと、接続エラーや通信タイムアウトが頻発する原因になります。
状況に応じてクロスプレイのON/OFFを切り替え、最も安定する設定を見つけることが重要です。
一時的にOFFにすることで、同機種同士でスムーズにマッチングできるようになることもあります。
【初級編】すぐにできるマッチング改善ステップ

難しい設定を変えなくても、すぐに試せる基本対策があります。
まずは簡単なところから始めてみましょう。
有線LAN接続への切り替えが最も効果的
無線よりも有線接続の方が、通信は格段に安定します。
LANケーブルを使用することで、遅延やパケットロスを最小限に抑えることができます。
とくにPS5のように高負荷の通信を行うゲーム機では、有線接続のメリットは非常に大きいです。
また、NATタイプも改善される場合があり、サーバーとの通信性が向上します。
Wi-FiからLANケーブルへの変更は、最もシンプルで効果的な対策です。
Google Public DNSへの変更手順と効果
通信経路の改善には、DNSの変更が有効です。
PS5の設定画面からインターネット接続の詳細を開き、DNSを手動で「8.8.8.8」「8.8.4.4」などのGoogle Public DNSに設定しましょう。
これにより、サーバーへの接続速度が安定し、タイムアウトや接続エラーの発生率が大きく減少します。
特にプロバイダのDNSが遅い場合には、即効性のある対策となります。
PS5の再起動+PSN再サインイン方法
意外と効果があるのが、PS5本体の再起動とPSNアカウントの再ログインです。
通信キャッシュが溜まっていたり、セッションが不安定な状態では、再起動によってリセットされることで改善することがあります。
まずPS5を完全シャットダウンし、再起動後に「ユーザーとアカウント」からPSNにサインインし直します。
この2ステップだけで、マッチングに成功したという報告も多くあります。
【中級編】PS5本体の設定を見直すチェックリスト
通信環境が安定しても、PS5本体の設定に不備があるとマッチングに支障をきたす場合があります。
ここでは本体側の確認項目を整理しました。
PlayStation Plusの加入・更新状況を確認する
オンラインマルチプレイを行うには、PlayStation Plusへの加入が必須です。
特に無料体験終了後や更新切れのままだと、マッチングは一切機能しません。
設定メニューから「ユーザーとアカウント」→「その他」→「PlayStation Plus」に進み、現在の加入状況を確認しましょう。
有効期限が切れていた場合は再加入し、PS5を再起動してからマッチングを試すのが効果的です。
通信権限の再認証が行われ、正常な対戦が可能になります。
システムソフトウェアの最新化手順
システムソフトウェアが古いままだと、最新ゲームとの通信仕様にズレが生じ、マッチングエラーの一因となります。
とくに『イナズマイレブン』のようなクロスプレイ対応タイトルでは、バージョンの差異が大きな影響を与えます。
PS5の「設定」→「システム」→「システムソフトウェアの更新」から最新状態にしておくことが重要です。
アップデート完了後は、再起動することでキャッシュも同時にリフレッシュされ、通信安定性が向上します。
セーフモードでのデータベース再構築方法
長時間使用していると、PS5内部にキャッシュが溜まり、通信動作が不安定になることがあります。
こうした場合はセーフモードから「データベースの再構築」を行いましょう。
やり方は、PS5を完全にシャットダウンし、電源ボタンを7秒ほど長押ししてセーフモードに入ります。
その後「データベースを再構築」を選択。
処理には数分かかりますが、破損データの修復と通信経路の最適化に効果的です。
【上級編】ルーター設定でマッチング成功率を上げる方法

本体と通信が整っても、ルーター側の設定がマッチングに大きく影響する場合があります。
上級者向けに、見直すべきポイントをまとめました。
UPnPを有効にする手順とNATタイプの確認
UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)は、PS5が必要な通信ポートを自動で開放するために必要な機能です。
これが無効になっていると、マッチング時に通信要求が遮断されやすくなります。
ルーターの管理画面(例:192.168.0.1)にアクセスし、「UPnP設定」を探して「有効」に切り替えてください。
その後、PS5側でNATタイプが「タイプ1」または「タイプ2」になっているか確認することで、正常なポート開放が行われているか判断できます。
必要な通信ポートの開放方法(PSN対応)
PlayStation Networkでは、特定の通信ポートを使用しています。
これが閉じたままだと、マッチング時に通信エラーやタイムアウトが発生することがあります。
もしUPnPが正常に機能しない場合は、以下のポートをルーターの管理画面で手動開放することが推奨されます。
- TCP: 80, 443, 3478, 3479, 3480
- UDP: 3478, 3479
これらを開放後、PS5を再起動し通信状況を確認すると効果が実感しやすいです。
DMZ設定のリスクと正しい使い方
DMZ(非武装地帯)設定は、PS5を直接インターネットに接続することで、あらゆる通信制限を一時的に解除できます。
ただし、ファイアウォールが無効化されるため、セキュリティリスクが高くなります。
あくまでテスト用の設定として使用し、長期的な利用は避けましょう。
ルーター設定でDMZにPS5のIPアドレスを登録後、通信状況が改善するか確認してから、通常の設定に戻すのが理想です。
クロスプレイ設定の最適解とは?ON/OFFの切り替え戦略
『イナズマイレブン』はクロスプレイに対応していますが、それが原因でマッチングが不安定になることもあります。
適切な使い分けが鍵です。
クロスプレイONの利点とリスク
クロスプレイをONにすると、PS5以外のプラットフォーム(Switch・Steam)ともマッチング可能となり、プレイヤー数が一気に増加します。
これにより待機時間の短縮が期待できますが、一方で通信仕様の違いから同期エラーが発生するリスクもあります。
特にリリース初期や通信環境に差がある相手とは、マッチング後の安定性に欠けることがあります。
通信状況に応じて柔軟に対応することが求められます。
クロスプレイOFFにするメリットと安定性
クロスプレイをOFFに設定すると、PS5同士での通信に限定されるため、接続の安定性が格段に向上します。
特にマッチングが成立しない原因が同期ズレや異機種間エラーである場合、この設定変更だけで改善するケースが多く報告されています。
対戦可能な人数は若干減るものの、より快適なプレイが期待できる方法です。
まずはONで試し、繋がらなければOFFへ切り替えるアプローチがおすすめです。
時間帯によってON/OFFを使い分けるコツ
時間帯によって有効な設定が変わるのもクロスプレイの特徴です。
プレイヤーが多い夜間(19時~24時)はONでもマッチングしやすく、エラーが少ない傾向があります。
一方、平日昼間や深夜はプレイヤー数が少なく、クロスプレイOFFでは対戦相手が見つかりづらくなる場合があります。
時間帯とマッチング状況を見ながら、最適な設定を選びましょう。
実際に改善したユーザーの成功事例

SNSや掲示板では、設定を見直しただけでマッチングが改善されたという声が多数あります。
ここでは代表的な事例をご紹介します。
DNS変更+PSN再ログインで2分マッチング成功
「30分待っても繋がらなかったのが、DNSをGoogleに変更し、PSNから再サインインしただけで2分で対戦できた」という報告があります。
これは通信経路が最適化され、セッションも正常に再認識された典型的な改善例です。
設定変更にかかる時間も短く、最も再現性の高い成功事例といえるでしょう。
ルーター再起動+有線接続で安定プレイ実現
Wi-Fiが不安定だったユーザーが、ルーターを5分間オフにして再起動。
その上で有線LANに変更したところ、接続が途切れることがなくなり、連続して対戦できるようになったとの報告があります。
家庭用ルーターは長期間稼働させるとキャッシュが蓄積し、通信障害の原因となるため、再起動の習慣化が有効です。
クロスプレイOFFにして即マッチングできた体験談
クロスプレイONでは何度試しても繋がらなかったが、OFFにした途端にマッチング成功したケースもあります。
これは他機種との通信誤差が原因だった可能性が高く、クロスプレイ設定の変更が非常に効果的であったことを示しています。
特に混雑時や通信が不安定な環境では、OFFにすることで大きな改善が見込めます。
よくある質問(FAQ)とその回答
ユーザーからよく寄せられるマッチングに関する疑問について、簡潔にまとめました。
PS5のマッチングは何日で安定する?
発売直後はサーバーの調整が続いており、1~2週間程度で段階的に安定する傾向があります。
ただし、個別の通信環境に依存する場合も多く、設定の見直しが必要です。
公式Xや公式サイトで最新情報を随時チェックするのが有効です。
有線でもマッチングしない場合の対処法は?
有線接続でも改善されない場合は、UPnP設定の確認や必要ポートの開放、セーフモードでのデータベース再構築が効果的です。
それでも改善が見られなければ、PlayStationサポートへの問い合わせを検討してください。
高ランク帯のマッチングが遅い理由とは?
ランクが上がるほど対戦相手の条件が厳しくなり、対象プレイヤーが少なくなるためマッチングが遅延します。
この場合は「全ランクと対戦可能」に設定を変更したり、プレイヤーが多い夜間帯にプレイすることが推奨されます。
時間帯による影響とおすすめプレイ時間
平日昼間はプレイヤー数が少なく、マッチングに時間がかかりやすいです。
一方、夜間(19時~24時)はアクセスが集中しやすく、マッチングしやすい反面、通信エラーも発生しやすい傾向にあります。
安定性を求めるなら、平日の早朝~夕方が狙い目です。
【保存版】マッチング不具合の解決ステップまとめ
マッチング不具合は段階的に原因を切り分けていくことで、効率よく改善できます。
順を追って対処していきましょう。
ステップ①:PS5再起動とPSN再サインイン
通信セッションのリセットを目的として、まずは本体の再起動とアカウントの再ログインを行いましょう。
ステップ②:DNS変更とネット環境の見直し
Google Public DNSなどへの変更により、通信経路を高速化します。
有線接続への切り替えも併用するとさらに効果的です。
ステップ③:クロスプレイ・ルーター設定の調整
マッチングの安定化には、UPnPの有効化、NATタイプの確認、クロスプレイ設定の最適化が欠かせません。
ステップ④:データベース再構築と最終対策
セーフモードから「データベースの再構築」を行い、キャッシュクリアと内部エラーの修復を試しましょう。
それでも改善しない場合は、公式サポートに連絡を。
