Googleドライブにファイルをアップロードできないトラブルは多くのユーザーが経験します。
この問題には、ネットワークの不具合やストレージ不足、ファイル形式の不適合など、さまざまな原因が考えられます。
まずは原因を特定し、適切な対処法を実施することが重要です。
本記事では、代表的な原因とその解決策について詳しく解説します。
【原因別】Googleドライブでアップロードできない理由と対処法

1. ネットワーク接続の問題
Googleドライブのアップロードには安定したインターネット環境が不可欠です。
Wi-Fiの接続状態やモバイルデータの使用設定を確認し、通信環境を最適化しましょう。
また、ネットワーク速度が遅いとアップロードに時間がかかるため、通信速度の測定も重要です。
Wi-Fiの接続状況を確認する方法
Wi-Fiが不安定な場合、Googleドライブのアップロードが途中で止まることがあります。
まず、ルーターの再起動を試みましょう。
次に、スマートフォンやPCのWi-Fi設定を確認し、適切なネットワークに接続されているかをチェックします。
また、公共のフリーWi-Fiは回線が混雑しやすいため、通信が不安定になりやすい点に注意が必要です。
モバイルデータ使用時の注意点
モバイルデータ通信でアップロードを行う場合、データ通信量に制限があると正常にアップロードできない可能性があります。
Googleドライブの設定で「Wi-Fiのみでアップロード」オプションが有効になっていないか確認しましょう。
また、通信制限がかかると速度が低下し、大容量ファイルのアップロードに影響を与えることがあります。
インターネット速度の影響と対処法
アップロード速度が遅いと、Googleドライブにファイルを送信できなかったり、途中で失敗したりすることがあります。
通信速度を測定するには、Speedtestなどのツールを活用しましょう。
速度が遅い場合は、Wi-Fiの5GHz帯への切り替えや、モバイルデータの再接続を試してみてください。
2. ストレージ容量不足
Googleドライブの無料ストレージは15GBですが、GmailやGoogleフォトとも共有されています。
空き容量が不足すると、新しいファイルをアップロードできません。
ストレージの使用状況を確認し、不要なデータを削除して容量を確保しましょう。
Googleドライブの空き容量を確認する手順
Googleドライブのストレージ状況は、アプリやウェブ版から簡単に確認できます。
アプリでは、左上のメニューを開き「ストレージ」をチェックしてください。
ウェブ版では、Googleドライブのページ下部に使用容量が表示されます。
ストレージが上限に近い場合、不要なファイルの整理を検討しましょう。
スマホ本体のストレージ不足が影響する場合
スマホ自体のストレージが不足していると、Googleドライブのアップロードに影響を与えることがあります。
特に、一時ファイルの保存領域が足りないと、アップロードが途中で止まることがあります。
設定アプリからストレージの使用状況を確認し、不要なアプリやキャッシュデータを削除して空き容量を増やしましょう。
不要なファイルを削除して容量を確保する方法
Googleドライブ内の不要ファイルを削除することで、ストレージの空きを確保できます。
特に、大容量の動画やバックアップファイルは容量を圧迫しやすいため、優先的に整理しましょう。
また、Googleフォトの不要な写真を削除することで、ストレージ全体の使用量を減らすことができます。
3. 非対応のファイル形式・サイズ
Googleドライブでは、多くのファイル形式をサポートしていますが、アップロードできない形式やサイズ制限があります。
適切な形式やサイズに調整することで、スムーズにアップロードできるようになります。
Googleドライブでサポートされているファイル形式
Googleドライブは、ドキュメント(.docx、.pdf)、画像(.jpg、.png)、動画(.mp4)、圧縮ファイル(.zip)など、多くのファイル形式をサポートしています。
しかし、実行可能ファイル(.exe)や特定のプログラム関連ファイル(.bat、.sh)はアップロードできません。
これらのファイルを保存する際は、圧縮してからアップロードする方法を試してみましょう。
アップロードできないファイルの対処方法
Googleドライブでアップロードが拒否される場合、ファイル形式を変更することで解決できることがあります。
たとえば、Googleドキュメントが対応していない「.pages」形式は、「.docx」に変換するとアップロード可能になります。
また、ファイルが破損している場合は、一度開いて正常に表示されるか確認しましょう。
ファイルサイズ制限と圧縮・分割の方法
Googleドライブでは、1ファイルあたりの最大アップロードサイズが750GBと定められています。
しかし、大容量ファイルのアップロードはネットワーク環境によって失敗することがあるため、圧縮や分割が推奨されます。
ZIP形式で圧縮したり、WinRARや7-Zipを使用して複数のファイルに分割したりすることで、アップロードの成功率を高めることができます。
4. Googleドライブのキャッシュやアプリの不具合
Googleドライブアプリのキャッシュが蓄積すると、アップロードエラーの原因になることがあります。
また、アプリのバージョンが古いと、不具合が発生する可能性もあります。
定期的なメンテナンスが重要です。
キャッシュクリアの手順(Android・iPhone)
キャッシュをクリアすることで、Googleドライブの動作が改善されることがあります。
Androidでは、設定アプリから「アプリ」→「Googleドライブ」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」を選択します。
iPhoneの場合は、Googleドライブアプリを一度削除し、再インストールすることでキャッシュがリセットされます。
Googleドライブアプリの再インストール・アップデート方法
アプリの不具合は、再インストールや最新バージョンへの更新で解決できることがあります。
Google PlayストアまたはApp Storeで「Googleドライブ」を検索し、「更新」ボタンが表示されている場合はアップデートを実行してください。
問題が解決しない場合は、一度アンインストールして再インストールしてみましょう。
ブラウザ版Googleドライブで試すべきこと
アプリでアップロードできない場合は、ブラウザ版のGoogleドライブを試してみるのも有効です。
Chromeなどの最新ブラウザを使用し、シークレットモードでアクセスすることで、拡張機能やキャッシュの影響を避けられます。
また、別のデバイスからアクセスしてみることで、端末側の問題を切り分けることが可能です。
【応用編】Wi-FiなしでGoogleドライブにアップロードする方法

Wi-Fi環境がない場合でも、モバイルデータを活用してGoogleドライブにアップロードできます。
ただし、通信量の節約にも配慮する必要があります。
モバイルデータのみでアップロードする設定方法
Googleドライブの設定で「Wi-Fiのみでアップロード」のオプションを無効にすると、モバイルデータを使用してアップロードできます。
ただし、通信量を大量に消費するため、データプランの上限に注意が必要です。
データ通信量を抑えるためのコツ
大容量ファイルをアップロードする際は、圧縮してサイズを小さくすると通信量を節約できます。
また、夜間など通信が空いている時間帯にアップロードすることで、速度の低下を防ぐことができます。
クラウドストレージを併用する方法
DropboxやOneDriveなど、他のクラウドストレージを活用することで、Googleドライブのストレージ不足やアップロードエラーを回避できます。
必要に応じて異なるサービスを組み合わせると、より快適にデータ管理が可能になります。
まとめ
Googleドライブでアップロードできない原因を特定し、適切な対処法を実施しましょう。
ネットワークやストレージの問題を解決し、快適なクラウド環境を維持することが重要です。